名古屋から我が住処への帰還途中。すでに2時間我が愛車を走らせているが、俺も愛車も快調だった。
場所はルート157。瀬名高原から金沢に向かってのびるワインディングロード。月明かりもない真っ暗闇に浮かび上がるテールランプが2台分前方に見えた。

セルシオかクラウンか・・・今となっては思い出せないがその2台は明らかにVIP車のようであった。
遅いな・・・俺は思った。ならば追い抜くか、おあつらえ向きにしばらく行けば長い直線がある・・・・・・。

直線に入り、俺はシフトノブにやさしく手を添え3速に落とす。そして、アクセルを目一杯踏んだ。
「いけるな・・・」
意識せずにつぶやき、おもむろに車線を変更した。
初めの一台をなんなくパス。もう一台だ・・・が、しかし、ここで異変が起こった。
抜けない。抜けないのだ。ぴったりと俺の横に張り付いてやがる!
計器に目をやると○20km/hを指しているようだ。
ッチ・・・
おれは舌打ちせずにはいられなかった。嫌がらせのつもりだろうか?
腹立たしさを押さえることはできなかったが、しかし、コーナーが迫っている。しかも対向車のヘッドライトも見えてしまった。
俺は一旦あきらめ、アクセルから足を離しブレーキを踏み込んだ。
「まぁいい。1km先にも直線はある。そこで抜けばいいさ・・」

俺をいらだたせたVIP車が緩やかなコーナーを左に旋回していく。
そのテールランプを眺めていたが、ふらふら・・ふらふら・・・挙動があやしい。
「ヘタレめ・・・」
この位のスピードで何をやっているんだか・・・思わずため息がもれてしまう。
「お前はそんなテクで俺に挑もうというのか?」

次の直線が近づいてきた。
が、対向車も同時に見えてしまう。
「これでは抜けないな・・・」
と奴は思ったかもしれない。が、甘い。
俺には確信があった。次は必ず抜けると。
ここは俺が何十回となく往復してきた、いわばホームグラウンドだ。このくらいはアクシデントにもなりはしない。

対向車がすれ違うその刹那。俺の愛車の2リッターボクサーエンジンが唸りをあげた!

ずんどこずんどこずんどこずんどこ・・・・

奴は慌てて加速して妨害しようとしたがときすでに遅し。その無駄に重たいパーツ類のおかげで加速は鈍い。脂肪でぶくぶくと太った豚のような鈍重さだ。

奴にテールランプを見せつけ、さらに加速を続ける我が愛車。
30秒もしないうちに、奴のヘッドライトも見えなくなった。
左手をハンドルから離し、赤と白のツートンカラーの箱を手に取る。
ライターを灯すと、フロントガラスに俺の満足そうな顔が浮かび上がった。

フーッ

煙草に火を付け、一時の休息を味わいながら永遠に続くかのような暗闇を走り続けた。

(終)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
TC、結局AM4:00まで赤戦やってた。
最後当たりになると10人前後の戦闘になったけど、守備で5連勝くらいしたかな?
トール、バリ持ちが多かったので結構楽でした。

最後の戦闘で緑2人がPLかます等してやられました。ハゲ

しかし、あれだな。少数戦も面白いな。と言えるのは勝ってたからなんだろうか?
おかげで今日はボコボコレベル上がりました。

clo120まで@3になった。
予定のLT*7までもうちょいです。
こいつを次の彗星でMTにする予定です。
MT+マイトで4部隊目が完成です♪
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
レベル上限101いきました。
秀虎さんリンク仕返しです。♪

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